すみやのくらしとは
すみやのくらしは、東北、宮城県の七ヶ宿という山間の町で、
炭(白炭)と炭のパウダーの入ったお菓子、パンの製造販売をメインに、
自然の流れにそった世の中を願って暮らしている、
佐藤光夫と佐藤円の家族の屋号です。
季節季節に美しい豊かな山々、おいしい湧水、空気、
吸い込まれそうな星空、お隣までは2キロ……、恵まれた環境のなかで暮らしています。
給湯、お風呂、暖房はほぼすべて薪と炭、田畑は、今のところ家庭菜園程度。
ツキノワグマ、ニホンザル、キツネ、タヌキ、イノシシ、ハクビシン、テン、リス、オコジョなども見かけます。夜にはフクロウやヨタカが鳴きます。
たくさんの命に囲まれていることを嬉しく思って暮らしています。
恵まれた環境に感謝しながら、炭焼はもとより、永続可能な暮らし、より安全で安心なものによる、お菓子、食べ物、日々のご飯のこと、日用品、暮らしかたなどなど、
心開いて、発信、紹介、交換、交流し、学びを深めていきたいと願っています。
最近ではランチやデザートを出張カフェ営業で提供したりしています。
季節季節の暮らしのことを地元の方々やこの地の自然・命に学び、それらをみなさんとシェアしたいなどとも考えています。
メインコンセプト
すみやのくらしのメインコンセプトは、
やさしく なかよく 生きるために。やさしく なかよく 暮らすために。
です。
ここで山暮らしをするのも、
お菓子や炭を作って買っていただくのも、
環境に負荷の少ない暮らしを目指すのも、
命に学ぶのも、自給的な暮らしを願うのも、
友愛経済(格差の上に成り立つ、成長を絶対是とする経済ではなく、友愛に基づいた、正当な対価で交わされるモノやサービス・価値の交換やヒトとモノ、ヒトとヒトの繋がり)を目指すのも、
山暮らしをみなさんとシェアするのも、
学びを深めるのも、
それは<やさしくなかよく生きるために。やさしくなかよく暮らすために>です。
山暮らしの始まり
「田畑を潤す水は、当たり前だけど山から来る。山の仕事がしたい」、自給的な暮らしを願って、東北で自分たちの暮らす場所探しをしているおり、炭焼(白炭)名人・佐藤石太郎さんとの出会いがあり、1994年、佐藤光夫と円の七ヶ宿での山暮らしが始まりました。すみやのくらしの始まりです。
振り返ってみれば、様々にご縁をいただきながら、運ばれるようにしてのことでした。
雪深い、自然の恵みいっぱいのこの地に、今も魅せられ続けています。
永続可能な炭焼の仕事
住み始めた当初は、光夫は森林組合などで山仕事の経験を積み、炭焼を石太郎さんに学び、
円は季節の山暮らしのことを地元の方々に学び、
無我夢中で数年を過ごし、やがて炭焼一本での自営業が始まりました。(当時の屋号は「七ヶ宿の白炭」)
永続可能な営みである炭焼の仕事は、つくづくいい仕事だなぁと、今もありがたさをかみしめる日々です。
2人の子どもたちにも恵まれ、そんな中、山から木を伐り出すところからの、半セルフビルドの家づくりが始まり、なんとか2006年ほぼ完成し入居することができました。
森から始まるお菓子づくりへ
やがて東日本大震災による原発事故。からだのことを考えて食べ始めた炭パウダー入りのクッキーがきっかけとなり、菓子部門が始まりました。
山にチェンソーを担いでいって木を切り、自ら焼いた炭を粉屋さんにパウダーにしていただいたもの(平均粒度10μ :小麦粉並みの滑らかさ)を使って、この地の湧き水などで練りこんでいます。
木も水も炭も、みんな森からの贈り物、
山から湧き出た水が流れ染み渡り、やがて川となって、大地を潤し、皆が笑顔になっていく、
そんなこともイメージしながらのお菓子づくりです。
やさしくなかよく生きるために。やさしくなかよく暮らすために
しかし、自給的な暮らしを願ってはいながらも、なかなか田畑のことまで手が回らず、後回しになっています。願っている姿への遠さも感じつつ、でもその時その時の精一杯のつもりでいました。
炭やお菓子の値段を決める際にも、実際にかかっている手間と相場との格差に悩みつつも、どうしても控えめになりがちです。どうにかこうにかの歩みです。
必ずしも順調にきたわけではありません。たくさんの失敗もし、それなりに苦労も重ねてきています。様々なことがあって、自分たちの姿を見直す時期だということを感じていました。
私たちはほんとはどんなことがしたいのだろう、私たちはどんな世界を願っているのだろう、二人で書き出して整理し、議論し、時に喧嘩もし、たくさんの時間をかけて話し合いました。
そんな模索を経て、たどり着いた、すみやのくらしのメインコンセプトが
やさしく なかよく 生きるために。
やさしく なかよく 暮らすために。
です。
すみやのくらしを丁寧に表現したい
この度のウェブサイトとオンラインストアの改修の作業をする中で、曖昧になっていた自分たちの願っている姿、これから歩みたい方向性、その辺りのことがわからなくなってしまっていたことに気づきました。同時に、自分たちの中で整理できていなくて、しっかりお伝えできていなかった、丁寧にしてこなかったということの気づきにもなりました。
うぬぼれではなく、真摯な自負と誇りを恥ずかしがらずに持ち、未完成は未完成のまま、潔く認め、すみやのくらしを丁寧に表現していく。これまでいただいたご縁に感謝しながら、それらへのご恩返しのつもりで。
まるで生まれかわった気分なのです。まさにReborn(リボーン)なのです。
炭焼はもとより、永続可能な暮らし、より安全で安心なものによる、お菓子、食べ物、日々のご飯のこと、日用品、暮らしかたなどなど、心開いて、発信、紹介、交換、交流、そして一緒に学びを深めていきたいと願っています。
完璧は目指しません。あくまで<やさしくなかよく生きるために。やさしくなかよく暮らすために。〉時にはポリシーをも超えて。
緑の道を歩いていこう!
やさしく、なかよく、生きるために。
やさしく、なかよく、暮らすために。
もっと土くさく、もっといのちに近い方へ。
おめでとうございます。宜しかったですね。これからも宜しくお願い致します。
ありがとうございます❗️ご無沙汰ばっかりで、ごめんなさい。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。