1964年名古屋市生まれ。
教員、無農薬野菜の引き売り八百屋、自給百姓の模索、
自然の営みにそった人間社会を願って活動する出版社・野草社を経て、
炭焼名人・佐藤石太郎氏との出会いから、
1994年春より七ケ宿での山暮らしを始める。
数年を経て炭焼専業(屋号/七ヶ宿の白炭)+ お菓子づくりの手伝い。
2003年、「水づくりは森づくり」を合言葉に、森に炭をまく活動をする「水守人の会」を発足。
地元杉材などを伐採して、半セルフビルドの自宅建設。
2006年冬ほぼ完成し入居。
公益社団法人国土緑化推進機構「森の名手名人」に2009年度選定。
いつも新しい、それでいていつも同じ、日の光に感謝。
2013年のブログに書いた詩---------------------------
子ども達よ
しっかりとこの美しい朝日を見るがいい
そして心の奥底に焼きつけよ
子ども達よ
しっかりとこの美しい雪を触るがいい、感じるがいい
そして胸の奥が熱くなるのを感じよ
子ども達よ
父と母が愛するこの美しい世界をしっかりと、しっかりと
父と母が愛するように、お前たちも愛するのだろうか
子ども達よ
お前たちが大きくなって
コンクリートとプラスチックの都会に憧れることがあるかもしれない
お前たちの欲しいものが、そこにあるかもしれない
そして、道に迷うこともあるだろう
そんな時、必ず
お前たちが見た美しい朝日が
お前たちが感じた雪の冷たさが
お前たちを救ってくれると、お前たちに道を示してくれると
父も母も、そう信じている
父と母は共に都会で育ったが
いつしか原子力の火をよしとする世界には幸せはないと感じ
この山奥で暮らす道を選んだ
自給自足を望んではいるが、なかなかそうもなっていない
なかなかカッコ悪いこともしている、恥ずべきこともたくさんしている
喧嘩をしたり、怒ったりして、なかなか心穏やかには暮らせていないかもしれない子ども達よ
今日の朝日は美しい
お前たちの、ときに曇った顔も、痛みを感じているその心も、まっすぐに見るまなざしも
いのちは美しい、ありようそのものがそのままで美しい
お前たちが見た美しい朝日が、お前たち感じた雪の冷たさが
お前たちが感じた喜びが、自分自身といういのちと向き合ったことこそが
お前たちを救ってくれると、お前たちに道を示してくれると
父も母も、そう信じている