この度、燃料用白炭の規格(等級分類や内容量など)ならびに、価格の改定をさせていただきました。
現在、宮城県ではただ一人の白炭職人となったすみやのくらしの製炭事業ですが、始めてから26年、価格はほぼ変わらずという状態でした。
製造過程で必要になる諸材料(伐採、運搬などの燃料や包装資材など)の高騰などもあり、様々な社会の情勢も考え、今後も継続してこの白炭を生産し、次代に継承していくためには、大胆な規格ならびに価格の改定が必要だという結論に至りました。
いつもお使いいただいているお客様のことを考えると、誠に心苦しいことです。ここ数年、悩みに悩みました。いくつかの生産効率を上げるための工夫なども試みました。しかしながら、やはり、未来につなげていくためには、大きな変革が必要だと考え、今回の決断に至りました。
新規格では、品質の等級の分類を新しくしました。発送サイズに応じたリーズナブルな量目規格にしました。
誠に勝手なお願いなのですが、ご理解いただけましたら幸いです。
こちらが新規格・新価格(税別)の一覧表です。
*量目は、ぞれぞれ配送業者様のサイズの区分けに沿ったものにしているため、等級によって重さにばらつきがありますが、その分送料がリーズナブルになっております。
*すべて、段ボール箱の中にポリの内袋があり、その中に炭が入っています。
*火鉢・堀コタツでご使用の場合は、粉炭などの細かいものがあった方が、火を保つ加減がしやすい場合もございます。その場合、上並・荒上と粉炭を組み合わせて(並上12.2kと粉炭3kなど)お使いください。その組み合わせでのセット商品もご用意しております。
*新規格の上並白炭は、旧規格の並上の細かいものや荒いものを減らしたものになります。
*粉炭は皮の部分の炭が多く、水分を吸収しやすく、そのため燃焼開始時にパチパチと跳ねることがあります。
最近は、燃料用以外にも様々な分野で、炭が注目され始めています。
枝を焼いた炭で絵を描く方々の輪が広がったり、電池の材料、暮らしの日用品の分野などなど、胃分野での交流も始まっています。炭のあるくらしを学び、研究し、さらにさらに広げていく所存でございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2019/11/8