滞りなく炭化が進んで、炭化が終わる頃合いを、煙の色、臭い、勢いなどで判断し、
塞いでいたクドを少しずつ広げていきます。
広げることで炭化が終わった窯の中に空気が入り、
炭がおきた状態になり、炭の温度を上げていきます。
これを精錬と言います。
「あらしを食わせる」とも言ったりします。
ゆっくりと時間をかけて、炭に無理がかからないように心配りしながらの作業です。
通常精錬には7~8時間ほど時間をさきます。
ここまでで、窯をしっかり密閉して、
窯がさめるのを待ってから出炭するのが黒炭の製法になります。