徐々に窯口の方も塞いでいた粘土や石を取り除いていき、
最高潮に炭の温度が上がれば、いよいよ炭出しです。
カナエボリという道具で窯口の外に出し、
オオエボリという道具でスバイニワの窯口から離れたところまで引き寄せ、
スバイという消し粉をかけて消火します。
これを10回程度繰り返して炭を全部出します。 ここまでで1工程終わりです。
炭を出し終わったら、すぐさま原木の立て込みをし、
窯口を塞ぎ、次の炭化の行程が進みます。この繰り返しです。
蓄熱した石の熱を利用するので、
白炭の製法は、連続して焼くことで効率があがり、炭の質も向上します。